1990年「憎きカネ(エル・マルディート・ディネロ)」を歌うフアニート・バルデラマ。鋭く安定感ある伴奏は当時20代前半のルイス・カルデリート

母を尊ぶレトラも

「ワシが最初に録音したファンダンゴで、亡きサビーカスとバルセロナで録音したんだが、ギャラは10ドゥーロ(50ペセタ)だったよ」と飄々としたMCで始めるフアニート・バルデラマのそのファンダンゴのタイトルは「憎きカネ(エル・マルディート・ディネロ)」。一見温厚そうな顔立ちですが、レトラの内容はシビアな倫理観に基づいており、実は根っからの硬骨漢ということがうかがい知れます。

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