「フラメンコ・フラメンコ」('10)の第2幕「わが愛しのサリータに(A mi niña Sarita)」でアレグリアスを踊るサラ・バラス。
「サリータ(Sarita)」は「サラ(Sara)」の縮小辞で、親しみや愛情を示す呼び方。

エミリオ・フロリドの閃き

 サラ・バラスと言えば、カルロス・サウラ監督の映画「フラメンコ・フラメンコ」(′10)で、真紅のワンピースで踊るアレグリアスが、鮮烈なバイレシーンとして印象に残る人が多いかもしれません。メイン伴唱だったエミリオ・フロリドのレトラが一風変わっているな──と当時思ったのは筆者。久々に思い出して聞いたところ、やはり独特の美学に貫かれた構成でしたので、ご紹介します。

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