1978年、東京・新宿のタブラオ「エル・フラメンコ」(1967~2016)に二度目の出演を果たした頃のマノレーテ(中央)。
カンテ(左)はフアン・カンテーロ、ギター(右端)はマノロ・モンテス。当時のパンフレットから。

日本を愛したグラナダの至宝

 二年前の2022年9月12日、バイレ・フラメンコの巨匠マノレーテ(1945年10月15日生まれ)が76歳で急逝して、本日早くも三回忌を迎えました。当時は終息が見え始めたとはいえ、世界中を揺るがせたパンデミックの渦中。亡くなる二日前に地元グラナダのインマクラーダ病院へ、コロナ罹患のために入院。一旦コロナ自体からは回復したものの、その際肺に負った重篤なダメージが直接の原因になったと言われています。

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