「ジェライ・コルテスのフラメンコ・ギター」（'24）のポスター
炎を導くトーケ
「美しく、率直で、あらがえない」（リカルド・ロサード氏／フォトグラマス）。「もっとも面白く、圧倒されるデビュー作の一つ――スペイン映画の一年において」（ぺパ・ブラネス氏／エル・シネ・エン・ラ・セール）。「C・タンガナはサウラの精神を召喚した」（ハビエル・スーロ氏／エル・ディアリオ紙）。ゴヤ賞2部門（最優秀ドキュメント＆オリジナル歌謡賞）を獲得した話題のフラメンコ・ドキュメント「ジェライ・コルテスのフラメンコ・ギター」（'24）には激賞コメントが並びます。〝C・タンガナ〟とはクリスティアン・タンガナというスペインの人気ラッパーで、「エル・マル・ケレール」（′18）でグラミー賞を獲得したロサリアの元夫。本職はミュージシャンの初監督作品が、権威あるゴヤ賞を席巻したうえ（制作クレジットは本名のアントン・アルバレス）、今どき珍しいジェライ・コルテスの「ザ・フラメンコ」な人生＆演奏と相まって、一気にスペイン・メディアの注目を集めました。
