中谷伸一の週刊レトラの世界
135.11歳と13歳(ソレア)

1959年のパコ&ペペ・デ・ルシアの復刻録音「ぺピート・イ・パキート」(′24)。母ルシアと故郷アルへシーラスのアルタ広場にて。左端がパコで中央がペペ。 ′50年代末の神童  パコ・デ・ルシアが2014年に逝去して10年 […]

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134.グラナダ新時代(ラ・プラスエラ&ダビ・デ・ハコバ)

ラ・プラスエラの第2作目「ラ・カレータ」(′24)。閉鎖した砂糖工場が右手に見える。 深化するフラメンコ・ファンク  ダビ・デ・ハコバ(1985年/グラナダ県モトリル出身)と言えば、往年のパコ・デ・ルシアファンはすぐさま […]

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133.モネオ一族(シギリージャ)

ヘレスはサン・ミゲル地区の名家出身、ルイス・モネオの第2作目「メタル・フンディオ」(‘24)。近日中にアクースティカで取り扱い予定。製作元はエシハのインディーズ「ラ・ドロゲリア・ミュージック(La Droguería M […]

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132.フランスの記憶(マラゲーニャ・イ・ハベーラ)

パコ・エル・ロボとサンジタナンダの「メモリア・デ・ロス・カンテス・フラメンコスVOL.Ⅰ」(‘24) パリ生まれの70代  俗称“ペリーコのアンソロジー”で名高いカンテの聖典「アントロヒア・デル・カンテ・フラメンコ」は1 […]

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131.タイムトラベラー(アンデネス・デル・ティエンポ)

7年ぶりのソロ新作!!

 かつてコルドバの貴公子と持てはやされ、全世界の女性ファンを虜にしたフラメンコ・ギタリスト、ビセンテ・アミーゴも現在57歳(1967年3月25日生まれ)。還暦まで3年に迫ったベテランが、去る4月12日に、7年振り9枚目のソロアルバム「時のプラットホーム(Andenes del Tiempo)」を発表しました。

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130.オレ!チペン!!(ガロティンV)

1912年にガロティンを録音したニーニャ・デ・ロス・ペイネス(1890~1969)。セビージャ中心街のアラメダ・デ・エルクルス通りにマノロ・カラコール(1909~1973)、闘牛士チクエロ(1902~1967)と並んで建 […]

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129.“トルタ”登場(メリー・ウィドウ特別編)

昨年復刻されたトルタ遺作「ソリダリダ」、2015年版のライナーより。右写真前面で歌うのは兄のマヌエル・モネオ ボヘミアン追憶  全世界的な人気オペラ「メリー・ウィドウ」のスペイン語版パロディ「フローラ、魅惑の未亡人」は、 […]

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128.ダニロとトリビオ(ガロティンⅣ)

メリー・ウィドウのスペイン語翻案版「ドラ、陽気な未亡人」の脚本表紙 メディア・ボスで歌いながら 「短丈の闘牛服にコレタ(後頭部に結う闘牛士特有の弁髪)の格好で、口笛を吹きつつ、メディア・ボスのフラメンコ・スタイルで歌いな […]

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127.踊ってモルーチョ!(ガロティンⅢ)

ハイライトにガロティンが登場する、1911年マドリード初演「フローラ、魅惑の未亡人」の脚本表紙 「メリー・ウィドウ」が原作  お待たせしました!フラメンコの人気曲種“ガロティン”が登場する、1911年マドリード初演の「フ […]

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126.コートは質草(ガロティンⅡ)

ラファエル・ロメーロとペリーコ父の共演が聴ける「GRABACIONES EN PARÍS 1956-1959」 ロメーロ&初代ペリーコ  ご紹介予定だった「FLORA, LA VIUDA VERDE」(1911年)は、思 […]

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