
家畜商のタレガ
1891年11月4日生まれのフアン・タレガの職業は、家畜商(トラタンテ・デ・ガナードス)で、現代よりも家畜の需要が多かった時代、各地の祭りや市場を渡り歩いて商売をする、いわば旅ガラス的な存在でした。ゆく先々の宴会で土地のカンテを仕入れたり、自らの唄を披露したりするわけで、プロではないもののその実力が評判を呼び――という経緯でアントニオ・マイレーナに見出され、1971年7月31日に79歳で亡くなるまで、人生の晩年に唄い手として脚光を浴びた人物なのです。
フラメンコのその先を楽しむ
家畜商のタレガ
1891年11月4日生まれのフアン・タレガの職業は、家畜商(トラタンテ・デ・ガナードス)で、現代よりも家畜の需要が多かった時代、各地の祭りや市場を渡り歩いて商売をする、いわば旅ガラス的な存在でした。ゆく先々の宴会で土地のカンテを仕入れたり、自らの唄を披露したりするわけで、プロではないもののその実力が評判を呼び――という経緯でアントニオ・マイレーナに見出され、1971年7月31日に79歳で亡くなるまで、人生の晩年に唄い手として脚光を浴びた人物なのです。