
アントニオ“エル・レロヘーロ”の老練な伴奏も美しい伝統回帰の一枚。
1940~1950年代のカンテ
今週ご紹介のグラナイーナ「愛の学び舎」のレトラは、かつて筆者がサンルーカル・デ・バラメーダのペーニャで、ソシオ(会員)の皆さんと雑談中に解説してもらった古いものです。現代カンテの人気筆頭株、イスラエル・フェルナンデスが「絶滅危惧種」と呼び、「ミゲル・ボルールやサビーカスのよう」と表現するベテランギタリスト、アントニオ“エル・レロヘーロ”の伴奏で発表したニューアルバム「ポル・アモール・アル・カンテ」(′24)の3曲目に収録されています。