カンテ・フラメンコ時代の若き女王ロシオ・フラードが歌う「アレグリアス・デ・セビージャ」収録のEP盤('65)

押韻の魔術師

「キンテーロ・レオン・キロガ」――泣く子も黙るこのゴールデントリオの名は、第二次大戦前後からのスペイン歌謡こと「コプラ」ファンならずとも、一度は聞いているでしょう。今もリバイバルでよく聴く「オホス・ベルデス(Ojos Verdes)」も、彼らが無数に手掛けたヒット作品のなかの一つです。そのうえ、劇作家アントニオ・キンテーロ・ラミレス(1895~1977)、詩人ラファエル・デ・レオン(1908~1982)、作曲家マヌエル・ロペス・キロガ(1899~1988)の三人は、キンテーロがヘレス、レオンとキロガがセビージャ出身という、フラメンコのメッカの申し子揃いなのです。

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