206.トマス・デ・マドリー追悼(タンゴ・デ・マラガ)新着!!
マドリード在住の作家ダビ・ロペス・カナーレスから、先週火曜日(現地時間11月4日)にトマス・デ・マドリーが亡くなったとの知らせを受けました。享年89。ダビは筆者が現在翻訳中の「Un tablao en otro mundo」の著者で、日本のフラメンコをテーマにした本作には、新宿で49年続いたタブラオ「エル・フラメンコ」ゆかりのアーティストが多数登場します。最多リーダー出演記録6回(′71、′73、′76、′82、′85、′86)を誇るバイラオール、トマス・デ・マドリーもその一人。
205.あんたと死ぬまで(ファンダンゴ・ポル・ソレア)
妻マリア・ラ・サビナが唄うレトラに涙する鍛冶屋の夫ホセ・サンチェス。カディスの雄、サンティアゴ・ドンダイの両親である。1971年12月11日放送「カンテと祭儀の地理/ファンダンゴ」より。 鍛冶屋の血筋 マリア・ラ・サビ […]
204.魅惑の氷砂糖(マラゲーニャ)
チャノ・ロバート最後の作品「アスーカル・カンデ」(❜00)に収録のマラゲーニャが今週のテーマ。 アウレリオとメジーソ 十年近く探していたチャノ・ロバートの「アスーカル・カンデ(=氷砂糖)」('00)を、数日前アクーステ […]
203.死が訪れても(ラス・ミガスのシギリージャ)
フラメンコ三部作完結編のテーマはトラディショナル! ラス・ミガス最新作「フラメンカス」('25)のジャケット。左からアリシア・グリージョ(ギター)、新加入のパウラ・ラミレス(カンテ)、リーダーのマルタ・ロブレス(ギター) […]
202.チーノ!(レブッホ)
チャノ・ロバートの混合曲種「レブッホ」がトップに来る「コン・サボール・ア・クアルト(密室芸の味わい)」('97) チーノ=中国人? マラガ中心街での道すがら、いきなり「チーノ!」と呼ばれた記憶が、今週のレブッホ(混合曲 […]
201.スーシよ永遠に(ルンバ・サルセーラ)
パコ・デ・ルシアのバンドに2010年、20代半ばの若さで抜擢されたカンタオールで、グラナダ出身のヒターノ、ダビ・デ・ハコバ。9月発売の最新作「オロ・イ・アレーナ」('25)のトップを飾るのが「エン・ミ・レクエルド〝オメナ […]
200.戻れるなら(ブレリア)
光り輝く日々への追憶――。女王ロシオ・フラードの絶唱「戻れるなら(Qué no daría yo)」。「Canal Andalucía Flamenco」より 女王入魂のアルテ 十数年前に紅白歌合戦で偶然聴き、思わず涙 […]
199.起床ラッパ(マルティネーテ)
2025年発売の「フラメンコと大学」シリーズ第70弾はフアン・タレガ特集。温故知新の一枚。 家畜商のタレガ 1891年11月4日生まれのフアン・タレガの職業は、家畜商(トラタンテ・デ・ガナードス)で、現代よりも家畜の需 […]
198.アルメリア生まれ(タランタ)
20代前半のカマロンと8歳上のパコ・セペーロ。「カンテ・フラメンコの祭儀と地理/グラナダからラ・ウニオンへ」(Rito y geografía del cante flamenco/De Granada a La Uni […]
197.バタ・デ・コーラで(ティエント・イ・タンゴ)
プーロなバイレファンに絶大な人気を誇るカルメン・レデスマ(右端)。カンテにウトレーラの実力派マリ・ペーニャ、ギターにアントニオ・モジャ。2008年5月放映の「ヘネラシオネス」(カナル・スール)より。 カルメン・レデスマ× […]









