169.ヒタネリア(ジェライ&レメディオスのブレリア)
2025年2月「ゴヤ賞」の最優秀ドキュメント賞&オリジナル歌謡賞の2部門を制した「ジェライ・コルテスのフラメンコ・ギター」('24)のポスター 炎を導くトーケ 「美しく、率直で、あらがえない」(リカルド・ロサード氏/フォ […]
168.魔法(ジェライ・コルテスのブレリア)
中央がジェライ・コルテス。「Sonar por Bulerías」で共演の辣腕パルメーラたちに囲まれて。 新旧世代の架け橋 1995年、アリカンテ生まれのフラメンコ・ギタリスト、ジェライ・コルテス。熱心なバイレファンの […]
167.究極(マリア・テレモートのブレリア)
新作「マニフェスト」(’25)で出演予定のユニバーサル・ミュージック・フェスティバル告知ポスター。5月24日、マドリードのアルベニス劇場にて。 マリア×ジェライ=衝撃 「ウン・ドー・トレー、ヘイッ!」「ヘイッ!」と、まる […]
166.死神へ(マリア・テレモートのロマンセ)
2025年1月31日発売のマリア・テレモートのソロアルバム第二作目「マニフェスト」(ユニバーサル・ミュージック・スペイン) 名門テレモート家の大器 プーロな勢いが爆発したデビュー作「ラ・ウエジャ・デ・ミ・センティーオ」 […]
165.20世紀の遺産(シギリージャ・イ・カンビオ)
1972年、ヘレスの作家ホセ・マヌエル・カバジェーロ・ボナルドプロデュースによる第2作「カンテス・ヒターノス・デ・マヌエル・アグヘータ」。伴奏はパリージャ・デ・へレス。 若かりし日の共演 静寂に絶妙極まりない余韻を残し […]
164.熱望(スーシのブレリア)
1979年発売、ラ・スーシが20代半ばのLP「Al sentirte yo en mis labios」。 高場将美さん愛聴盤 去る日曜の1月19日は、筆者が敬愛する音楽評論家、高場将美さん(1941~2017)の誕生 […]
163.巨星墜つ(エル・グイトのミラブラス)
1963年パリ公演でのミラブラスの一幕。1942年生まれのグイトは当時20歳を越えたばかり。 ピラール・ロペスの愛弟子 20世紀の偉大なるマエストラ、ピラール・ロペス最後の愛弟子であるバイラオール、エル・グイトが先週1 […]
162.この世はウソ(ペテネーラ)
「飢えは自分で何とかするさ"En mi hambre mando yo"」との名ゼリフが、現在翻訳終盤に差し掛かったフラメンコ本に出てきました。ヘレスの野原にいたマヌエル・トーレが、将軍の命を受けた使いに対し、ロバの世話があるので歌いに行けないと断わるシーンを形容する描写です。てっきりトーレがカンテで歌っているからと思いきや、このセリフの実作者が誰なのかは、現在でもいまだに不詳です。しかし独立独歩の気風を尊ぶスペインで昔から愛される有名フレーズの一つで、フラメンコ界隈ではかつて、名舞踊家アントニオ・ガデスも使っていました。
161.アブラサメ(ブレリア)
1994年、フランス・アウヴィディス(AUVIDIS)社より発売の名盤「コローレス・モレーノス」 大みそかの朝に デスク脇の窓を開け放つと、視界の先には雲一つない青空が広がっています。関東は朝から今日も快晴です。202 […]
160.盲目の聖女(アレグリアス)
約30年前の1996年、スペイン国営放送のシリーズ番組「フラメンコの至宝(Tesoro Del Flamenco」の「エル・プリセ(El Price)」篇に登場した盲目のカンタオーラ、ニーニャ・デ・ラ・プエブラ。 マドリ […]