ラ・プラスエラの第2作目「ラ・カレータ」(′24)。閉鎖した砂糖工場が右手に見える。

深化するフラメンコ・ファンク

 ダビ・デ・ハコバ(1985年/グラナダ県モトリル出身)と言えば、往年のパコ・デ・ルシアファンはすぐさまピンと来るでしょう。パコのキャリア後期のバンド内で活躍した実力派カンタオールで、肉厚骨太なヒターノ声がグループの中核を担ったものです。そんないぶし銀のベテランを、同郷グラナダの新星20代デュオ「ラ・プラスエラ」が迎えた第2作目EP盤が「ラ・カレータLa Caleta」(‘24)です。カレータ、とはモトリルからも近いサロブレーニャ市内南の、地中海に面した沿岸部の小村で、かつては漁業と製糖で栄えた町。哀愁漂うレトロなジャケットは、カレティージャ浜に面した19世紀からの砂糖工場(2006年に閉鎖/現在はアンダルシア文化遺産に指定)が右手に見える、カレータを象徴する風景画です。

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