
パロマ・サパタ監督は制作に3~4年は掛けたと語る。
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七夕の日にご紹介したラ・シングラのバイレ(「You Tube整理整頓」7月7日付)はご覧頂けたでしょうか。生後間もなく耳が聴こえなくなるものの、幼少時からの特訓で踊りで稼げるように――というより、超一流のバイラオーラとして、十代後半から欧州ツアーを敢行するなど破竹の勢いを発揮。1969年のドイツ公演ポスターでは、カマロンやパコ・デ・ルシア、レブリハーノといった錚々たる面々の最上段に、一回り大きなゴシック体で「ラ・シングラ」と書かれ、紛れもない看板ダンサーへと昇り詰めました。しかしその後――ふつりと表舞台から消えた彼女の人生を追いかけたのが、上記ポスターのドキュメント映画「ラ・シングラ」(’23)というわけです。