新作「マニフェスト」(’25)で出演予定のユニバーサル・ミュージック・フェスティバル告知ポスター。5月24日、マドリードのアルベニス劇場にて。

マリア×ジェライ=衝撃

「ウン・ドー・トレー、ヘイッ!」「ヘイッ!」と、まるで日本の神輿を担ぎ出すような掛け声で、気風よく滑り出す「マニフェスト」(′25)収録のブレリアは、久々にフラメンコの究極世界を堪能させてくれます。高速ソニケーテで疾駆する、一糸乱れぬ緊張感のパルマ。絶妙な間を取るファルセータ。「ジェライ!」とハレオが飛びます。伴奏はそう、先の2月8日(現地時間)スペインの映画賞「プレミオ・ゴヤ」で、最優秀ドキュメンタリー賞を獲得した「La guitarra flamenca de Yerai Cortés」(′24)の主役であり、凄腕の若手フラメンコ・ギタリスト、ジェライ・コルテス(1995年生まれ)なのです。

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