LP-西脇対談第4回　ゲスト永田健 | アクースティカ倶楽部

アクースティカ倶楽部主催　
西脇対談「Viva la Vida ～人生に乾杯！～」第４回　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ゲスト永田健✕西脇美絵子

テーマ　挑戦するフラメンコダンサー“永田健”のアイデンティティ

2022年４月4日(月）20：00～21：15)

西脇対談「Viva la Vida ~人生に乾杯！～」第４

挑戦するバイラオール“永田健”のアイデンティティ

【対談の前に…】

今回のゲストは、フラメンコの新たな可能性を求めて挑戦するフラメンコダンサー、永田健さん。

“豪雨の中で踊るビジネスマンの苦悩と衝動”、“日本人の精神の奥底にそこはかとなく流れているサムライ魂ﾅ”などをテーマに、コンセプチュアルでスタイリッシュな作品を発信している健さん。フラメンコと映像とのアーティスティックなコラボで、フラメンコの新たな魅力を追求している。その独自の視点は、今を生きる私たちの日常、そこから沸き起こる感情をフラメンコでいかに表現するかに集約されているように見える。

2020年には、全国47都道府県の名所で収録し、総勢770名のバイラオーラが和装でセビジャーナスを踊る映像「日本に恋した、フラメンコ」を発表。日本のフラメンコたちの多くの共感を集めると同時に、ユニークなこの取組はスペインー日本のマスコミの注目を集め内外のマスコミから受けた取材は60に及ぶ。その後、健さんは、この映画に続くプロジェクトとして、コロナ禍が続く中、全国名所での配信ライブを開催している。

「日本人だからこそできるフラメンコの表現、日本人ならではのスタイルがあるはず」と「日本に恋した、フラメンコ」HPで、健さんは語っている。この映像のタイトルが「フラメンコに恋した日本人」ではなく、「フラメンコが恋した」と名付けられたことに、頭をかち割られたような衝撃を受けた。私がずうと探していた答えを一瞬にして気付かされた覚えがある。

そんなフラメンコダンサー“永田健”はどんなフラメンコの未来を描いているのか？　壮大なプロジェクト着々と実現さて行く彼。挑戦を続ける彼のアルテの在り処、アイデンティティに迫りたい。

永田　健

NAGATA KEN

フラメンコ・ダンサー

永田健プロフィール

元証券マン・MBA中退という異色の経歴を持つフラメンコダンサー。2003年から約2年間スペインのマドリッドに留学。帰国後、アルバ舞踊団に所属。退団後は稲田進氏に師事。日本フラメンコ協会新人公演奨励賞、エルスール財団新人賞など受賞歴多数。現在は全国のタブラオ、劇場、学校などで公演活動を行う。
一方で映像作品を多数制作。豪雨の中踊る「Flamenco in the Rain」、47都道府県の名所で770人が和装で踊る「日本に恋した、フラメンコ」など。ヱヴァンゲリヲンの劇中歌「In My Spirit」を円形舞台で踊った映像はフラメンコWebフェスティバルで優秀賞受賞。マルボロの公式サイトムービーに出演中。
名所×フラメンコプロジェクト第2弾として現在は全国の城、寺院、芝居小屋、近代建築など様々な場所での公演も主催している。
YouTubeチャンネル：Flamenco Dancer Ken Nagata にて映像作品やライブ映像のほか、世界のダンス体験動画など公開中。

ホスト　　　　　　　　　　　　　　　　

西脇美絵子

Mieko Nishiwaki

プロデューサー　

フラメンコの命を再生する力で日本中を元気に！

フラメンコ専門誌パセオ編集長を経て、フリーのフラメンコ・プロデューサーして活動。加部社長との結婚を機にアクースティカの企画・広報を担当。
2012年にウェブマガジン「フラメンコシティオ」、続いてシティオ塾を設立。
自称日本のフラメンコの応援団長。自身病気と向きながらも、フラメンコが発する生命力を多くの人に届けたいと日々奔走中。