中谷伸一の週刊レトラの世界
161.アブラサメ(ブレリア)

1994年、フランス・アウヴィディス(AUVIDIS)社より発売の名盤「コローレス・モレーノス」 大みそかの朝に  デスク脇の窓を開け放つと、視界の先には雲一つない青空が広がっています。関東は朝から今日も快晴です。202 […]

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フラメンコおいてけぼりトーク
フラメンコの詩人たち② ローレ・イ・マヌエル編

フラメンコの色々なテーマに関して、リスナーの皆様を置いてけぼりにする勢いでピンポイントかつマニアックに話すウェブ・ラジオ。 11月はフラメンコの詩(レトラ)の世界に多彩な表現をもたらした詩人たちを特集していきます。今回は […]

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中谷伸一の週刊レトラの世界
153.伝説のデュオへ(ブレリア)

 2024年10月発売、エスペランサ・フェルナンデス芸歴40周年記念作「セビージャ40.0」のライナーから ローレ・イ・マヌエルの名作  本コーナーでスペイン発売直後に取り上げたエスペランサ・フェルナンデスの新作「セビー […]

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中谷伸一の週刊レトラの世界
144.二刀流グイト(ブレリア)

1976年、スペイン国営テレビ(TVE)放送のグイトのカンシオン・ポル・ブレリア。ギターはアントニオ・ロサーダとアンヘル・コルテス 正統派バイラオールの歌声  カンテとバイレの二刀流と言えば、20世紀を代表する〝ソレアの […]

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中谷伸一の週刊レトラの世界
143.カルメン・アマジャの秘技(ブレリア)

つい先日、メジャーリーグ史上6人目の「フォーティ・フォーティ」(40本塁打&40盗塁)を同日達成したドジャースの大谷選手の活躍で、〝二刀流〟という言葉はかなり一般的になりましたが、フラメンコ界における元祖「二刀流」と言えば、あの伝説のバイラオーラ、カルメン・アマジャ(1913~1963)だということに、異論を差しはさむ人は少ないでしょう。

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中谷伸一の週刊レトラの世界
142.没後十年のパコへ(ブレリア)

パコ・デ・ルシア没後十年に捧げた「パケアンド」(‘24)。ディエゴ・アマドール(左)とホセ・マリア・バンデーラ 才人ふたりのパコ賛歌  ピアノ&ギター&カンテという三刀流の才人ディエゴ・アマドールと、1980年代後半から […]

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中谷伸一の週刊レトラの世界
139.81歳セペーロの歌(メ・ドゥエレ)

 1942年3月6日ヘレス生まれ、現在82歳のフラメンコ・ギタリスト、パコ・セペーロは、今も現役で舞台に上がり、得意のマシンガントークに重厚軽妙なヘレス・アイレのトーケをイキイキと響かせます。カマロン(1950~1992)の最初期の伴奏者であり、帝王マノロ・カラコール(1909~1973)、国民的歌手ローラ・フローレス(1922~1995)など、名立たるスターの伴奏を重ねてきた生ける伝説。その彼が昨年81歳で発表した新作「メイド・イン・セペーロ」(’23)で、前作「ビベンシアス」('21)に引き続き、再び「歌」を披露しているのです。洒脱な味わいの歌声をぜひ皆さまに、と今週の紹介に相成りました。

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フラメンコおいてけぼりトーク
アルバム1曲目の衝撃③ カマロン編

フラメンコの色々なテーマに関して、リスナーの皆様を置いてけぼりにする勢いでピンポイントかつマニアックに話すウェブ・ラジオ。 4月は素晴らしいアルバムの幕開け1曲目を飾る名曲たちを紹介していきます。 最近は音楽をサブスクな […]

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中谷伸一の週刊レトラの世界
117.カンテ・ヒターノ新世紀(ブレリア)

 6年前の2018年、大ベテランギタリスト、パコ・セぺーロのプロデュースによるデビュー「ドス・カミーノス」(′18)で注目を浴び、一躍時の人となったカディス県チピオナ出身のカンタオール、サムエル・セラーノ(1994年生まれ)。色黒かつ野性的な風貌で、まさしく典型的な「ザ・ヒターノ」の強面ですが、実際はフレンドリーかつ真摯な青年で、一昨年セウタのライヴ会場やアルヘシーラスへのフェリー乗り場で行き会った時も、「オンブレー!」と大声を上げ、爽やかに挨拶してくれたことが、非常に鮮明に残っています。

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フラメンコおいてけぼりトーク
フラメンコの映画④ 『ポリゴノ・スル』

フラメンコの色々なテーマに関して、リスナーの皆様を置いてけぼりにする勢いでピンポイントかつマニアックに話すウェブ・ラジオ。 11月・12月はフラメンコに関する映画を色々紹介していきたいと思います。 今回はセビージャのトレ […]

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