アクースティカ倶楽部主催 
西脇対談「Viva la Vida ~人生に乾杯~」第6回 
ゲスト:渡部純子 

ゲスト 渡部純子✕西脇美絵子
テーマ 本場仕込みのバイラオーラ“JUNKO”の踊り手魂
2022年6月1日(水)20:00~21:00

参加方法  一般参加者(非会員) 2,000円 

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「本場仕込みのバイラオーラ“JUNKO”の踊り手魂」

渡部純子さんと初めてお会いしたのは、もう20年以上も前のこと。バルセロナの老舗タブラオ「ロス・タラントス」でフィグーラ(店の看板スター)として純子さんが踊っていたときに、訪ねて行ったのです。

当時、日本はフラメンコ人気に湧いていて、スペインにはフラメンコ留学した踊り手の卵たちが大勢渡っていました。でも、フラメンコのグローバル化はこれからという時代で、国境の壁はまだまだ厚く、留学生として学びに行く分には歓迎されても、日本人がプロとしてステージに立つことは、非常に難しい時代でした。そうしたこの時期に、10年以上にわたりフィグ-ラとして現地でステージで踊り続けていた人は、おそらく純子さんの他にいないのではないでしょうか。

お会いしたのは、1997年。純子さんがフィグ-ラとして踊り始めて数年を経過した頃で、まさに油の乗り切った威風堂々の踊りっぷり! 黒豹を思わせる野性味と香り立つようなグラシアあふれる圧倒的な存在感が今も胸に焼き付いています。

そんな純子さんも、やがて帰国され、ときに客席から、時には仕事の仲間として、数年前から交流が再び始まりました。

強烈な一つの点だった純子さんの記憶が、様々な形で純子さんとの関わりを得ることで、かなり明確に純子さん像を描けるようになった気がしています。
その純子さん像の核になっているのは、現地スペインでもここ日本にあっても、純子さんのフラメンコ人生を貫いているのは、プロフェッショナルとしての踊り手魂ではないか感じています。

これ、実は日本のアルティスタの方には余り感じたことのない“意識”なんです。純子さんの稀有な体験=現地のプロの現場で鍛えられ育まれたものなのだろうか? 純子さんのそのプロフェッショナルな意識はどうやって育まれてきたものなのだろうか? きっとそこには、純子さんならではのフラメンコとの向き合い方があるのではないかと、興味津々の西脇なのであります。

ところで、アク-スティカでアルティスタの顔を大きくプリントした「フラメンコTシャツ」を販売しているのですが、初入荷のとき、ほとんど1番最初に注文してきたのが純子さんでした。しかも2枚(笑)。どんだけフラメンコ好きなのー?じゃないですか! そんな可愛いフラメンカでもあられるのです。

西脇対談 イベント概要

ゲスト 渡部純子✕西脇美絵子
テーマ 本場仕込みのバイラオーラ“JUNKO”の踊り手魂
2022年6月1日(水)20:00~21:00
開催方法 ZOOMでのオンライン開催

参加料」 アクースティカ倶楽部会員 無料

     一般参加者(非会員) 2,000円

   

ゲスト紹介

渡部 純子

JUNKO WATABE

バイラオーラ

渡部純子 プロフィール

フラメンコ舞踊の緩急を自在に操り、内面から溢れる表現力と卓越したテクニックとで多くの観客を魅了するトップバイラオーラ。エレガンシアとフラメンコ独特の力強さを併せ持つ貴重な存在。

栃木県出身。大学時代に佐藤佑子氏よりフラメンコを習い始める。
1987年、フラメンコ留学のため渡西(セビージャ市)し、マノロ・マリン、マリオ・マジャ、ホセ・ガルバン等に師事。

1992年、バルセロナの老舗タブラオ「ロス・タラントス」にてデビュー。以後、フィグーラ(店の看板スター)として10年以上にわたりステージに立ち続け、数多くの舞台、タブラオに出演。 その間、6度に渡る帰国で日本国内でコンサートを実施。 フラメンコの本場スペインにて活躍する稀有な日本人として注目され、地元マスコミをはじめ、日本のTV界でも多数取り上げられた。

2008年、20年ものスペイン生活に終止符を打ち帰国。翌年1月には故郷の宇都宮市内にスタジオ「ラ・ブレリア」を開校。 その後、アクースティカが主宰するフラメンコスクール「シティオ塾」で「タブラオとライブのためのバイレ講座」の講師を務めている。精力的なライブ活動行う一方で、後進の指導にも情熱を注いでいる。希少なスペインでの経験と実績をもとに本物のフラメンコを広めたいと考えている。

Profile Picture

    

ホスト                

西脇美絵子

Mieko Nishiwaki

プロデューサー 

フラメンコの命を再生する力で日本中を元気に!

フラメンコ専門誌パセオ編集長を経て、フリーのフラメンコ・プロデューサーして活動。加部社長との結婚を機にアクースティカの企画・広報を担当。
2012年にウェブマガジン「フラメンコシティオ」、続いてシティオ塾を設立。
自称日本のフラメンコの応援団長。自身病気と向きながらも、フラメンコが発する生命力を多くの人に届けたいと日々奔走中。

西脇美絵子(ママリア)

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